手芸教室事業
入会歴1年 Iさん(70代)
稲城市シルバー人材センター
生活に身近な小物の作り方をわかりやすく学べる教室事業。初回は「スマホショルダーバッグ」を製作。図面の見方からミシンの使い方までを丁寧に指導する。現在は月1回の完結型で運営中。参加者は手芸未経験者からベテランまで幅広い。
稲城市シルバー人材センターで「手芸教室」事業に携わるIさん。自主事業に参加したきっかけや、活動を通して変化したことについて伺いました。
入会した理由は、さまざまなことに挑戦することで、自分の興味や関心がさらに広がればよいと思ったからです。私は65歳まで事務職をしていました。退職後は、介護食を製造販売するNPO法人の経理と調理補助も行いました。70歳を過ぎて「動けるうちになにか始めたい」という気持ちが強くなり、シルバー人材センターに入会することにしたのです。まだ自主事業以外は経験していませんが、今後はポスティングや幼稚園での就業、草むしりなどにもチャレンジしたいと思っています。
きっかけは、職員の方からのお誘いでした。もともと裁縫が好きで、40代で和裁を習ってからは自分で小紋から袷(あわせ)、道行(みちゆき)まで作っていました。ミシンも好きなので、センターの「リフォーム」に関する就業を検討していたところ、この事業について教えていただきました。裁縫は趣味の領域で、人に教えたことはありませんでしたが、二つ返事でお受けしました。子どもや孫からも「好きなことができていいね」と言ってもらえています。
初めて作るものは、事前に自分で作ってみて、製作のポイントを把握するようにしています。実際に作ってみることで、図面だけでは気づけなかった点を発見できるからです。
参加者には、ミシンを初めて使う方から、ある程度経験のある方まで、幅広い方々がいらっしゃいます。自分で作り上げた喜びを感じていただけるよう、お一人おひとりに合った距離感でお伝えすることを心がけています。そして何より、参加されたみなさんの喜ぶ姿を見ることが、大きなやりがいとなっています。
これまでの交友関係では出会うことのなかった方々と知り合い、新しい考え方に触れることで、とても良い刺激を受けています。この年になっても自分の成長を実感できるのは嬉しいことだと感じています。運営メンバーと「次は何を作ろうか」と話し合う時間も、とても充実しています。現在は、次回の教室に向けて、ちょっとしたお出かけに使える撥水生地のバッグを企画しているところです。
このように、自分たちでアイデアを出し合いながら教室を運営できる点も、自主事業ならではの魅力だと感じています。
はい、続けたいと思います。実は、二つ返事で自主事業の運営メンバーになったものの、教室を開催する前は、「私なんかが教えていいのかしら」と不安に思うこともありました。しかし今では、参加者のみなさんに喜んでいただくために、もっと学びたいという前向きな気持ちが湧いています。運営メンバーとのおしゃべりも、楽しみの一つになっています。現在は手芸教室のみですが、今後さらにさまざまな事業が増え、多くの方がセンターに足を運んでくださるようになれば嬉しいです。
この事業は、主に女性会員の就業機会拡大を目的に立ち上がりました。立ち上げ時の運営メンバーは6人です。布ぞうりの製作教室を経験していた方を中心に、チームワークよく運営されています。人に教える経験が初めての方もおり、当初は不安に感じることもありました。しかし、参加者のみなさんと積極的にコミュニケーションをとり、いきいきと運営している様子を見て、今では安心しています。今後は、こうした事業をさらに広げ、力仕事が難しい方にも取り組んでいただける就業の機会を増やしていく予定です。
当センターは、シルバー人材センターの中でも比較的小規模な組織です。そのため、職員と会員との距離が近く、和気あいあいと交流が行われています。いつでもご相談いただきやすい環境ですので、就業や活動について気になることがありましたら、お気軽にお立ち寄りください。