ハンドメイド教室事業
入会歴10年 Hさん(70代)
小金井市シルバー人材センター
地域とのつながりや会員同士のコミュニケーション向上を目的とした、手作りの小物製作を教える「ハンドメイド教室」事業。従来からある手工芸班のメンバーが中心となって立ち上げた。講師は固定せず、運営メンバー内で交代制とする方針。それぞれの特技を活かし、多種多様なハンドメイド体験を提供する。
小金井市シルバー人材センターで「ハンドメイド教室」事業に携わるHさん。自主事業を行うにあたって工夫したことや、今後の目標について伺いました。
シルバー人材センターの方々が作った小物を、偶然目にしたことがきっかけでした。転居手続きのため、区役所を訪れたときのことです。ワゴンには小物入れなどの和小物が並べられており、どれもとても素敵だと感じました。
その作品を通してセンターの存在を知り、調べてみると、センターには、ちょうど自分に合いそうな手工芸班の活動があり、さっそく説明会に参加し、そのまま入会することにしました。
手工芸班というグループがあり、現在も、そこで活動しています。具体的には、イベントで販売するために、子ども用の小さなあみぐるみやお財布を製作などをしています。手工芸班に所属する約22名の会員の中には、裁縫や編み物の経験が豊富な方が多くいらっしゃり、そうした方は洋服のリフォームなども請け負っています。私はアパレル会社でデザイナーとして勤務してきましたが、実際に作品を制作するのは本当に久しぶりでした。センターに入会したおかげで、ものづくりの楽しさをあらためて思い出すことができました。
センターから声がけがあったことがきっかけです。自主事業として教室みたいなことを行ってみてはどうかということで、すぐに「やります!」と返答しました。もともと手工芸班のメンバー同士で、技術を教えるようなことができたらいいねと話していたからです。「ハンドメイド教室」としたのは、メンバーの特技を活かせる場にしたいという想いがあります。みなさん様々な特技をお持ちなので、毎回異なる作品が作れる楽しい教室になると思っています。
手芸が初めての方でも楽しめるよう、事前準備に力を入れています。私たちは製作に慣れているので、時間内に十分完成させられると思ってしまいますが、全く手芸をしたことがない人だとしたら難しいかもしれません。そうしたことを考え、裁断まではこちらで準備しておくなど、参加者のレベルに合わせて対応できる体制にしました。初回の「巾着リュック」製作では、ミシンに触るのが数十年ぶりという方もいらっしゃいましたが、スムーズに作業が進み想定時間よりも早く終わる方が多かったと思います。
当面は月1回の開催を予定していますが、徐々に開催回数を増やしたいと考えています。より多くの一般市民の方が多く参加していただける事業となることが目標です。手芸に触れたことがない人はもちろん、長い間ミシンをしまい込んでいたという人も、「ハンドメイド教室」をきっかけに、製作の楽しみを思い出していただけたら嬉しく思います。そのために、私たちもいろいろな企画やアイデアを出し合うことが必要です。メンバーはとても仲が良く、コミュニケーションも活発なので、これからも楽しみながら運営をしていきたいと思います。
この事業は、作るだけでなく「教える」喜びや楽しさも会員に体感していただきたいということで、発想されました。立ち上げにあたっては、みなさん自主的に準備を進めてくださり、頻繁に集まって話し合いなども行っていたようです。教室には、小さなお子さんをお持ちのお母さんからも申し込みがあり、世代を超えて興味をもっていただける事業なのだということを実感しています。今後はさらに多くの方に「ハンドメイド教室」を知っていただき、この活動をきっかけにセンターのことや、他の事業についても関心を向けていただければ幸いです。
当センターは「いつまでも、笑顔と健康、地域の輪」というキャッチフレーズのもと、会員が楽しみながら活動しているのが特徴です。就業だけでなく、サークルやイベントなどもたくさんありますので、ぜひ一緒に楽しみましょう。