『まっCHA』で『まっTARI !』みんなで楽しむ茶道教室事業
入会歴1年 Kさん(60代)
西東京市シルバー人材センター
椅子を使った茶道スタイルで高齢者でも無理なく参加できる教室。小学校内にある教室を利用していることで、子どもの放課後の居場所づくりにも貢献。現在は月3回実施しており、将来的には、受講者が講師を目指せる内容も予定。
西東京市シルバー人材センターで「『まっCHA』で『まっTARI !』みんなで楽しむ茶道教室」事業に携わるKさん。自主事業を立ち上げたきっかけや、やりがいについて伺いました。
60歳での定年退職を選択したときから、入会を考えていました。またセンターで趣味で続けてきた茶道で何か新しいことができればと考えていました。茶道を始めたのは、以前勤めていた職場に茶道クラブがあったのがきっかけでした。仕事終わりに通える環境だったことで30年以上も続けられたのだと思います。ただ、講師の免状をいただいた10年前には、こうして人に教えることになるとは想像もしていませんでした。今はその経験をセンターで活かせていることを嬉しく感じています。
センターの入会時に「茶道講師」と資格を登録したところ、事務局の方から自主事業をやってみないかと声をかけていただいたのがきっかけです。他の会員さんとも詳しくお話を進める中で、小学生も参加できる教室にしてはどうか、という案が出ました。以前から、子どもたちに伝統文化に触れて欲しいと願っていたので、ぜひ挑戦してみたいと思いました。また、高齢者と子どもの世代を超えた交流の場になって欲しいという思いも、事業の立ち上げを後押ししました。
はい、とても手厚くサポートしていただきました。茶道は道具を多く使うため、その選定と調達を行わなくてはなりません。茶道経験のある事務局長をはじめ、センターの方にもサポートをいただきながら、とてもいい道具を揃えられました。特にこだわったのは、椅子に座って茶道ができるようにすることです。教室の参加者は高齢者や子どものため、正座ではなく椅子で行おうと決めていました。畳の雰囲気を残しながら楽に茶道ができるテーブルも用意でき、とても満足しています。
参加者の方々が楽しそうにしている姿を見ることです。初回には、小学2年生のお子さんも来てくれました。近隣の小学校で実施した体験教室に参加してくれたお子さんで、お母さんに「また参加したい」と言ってくれたそうです。「お抹茶苦いよ」と言いながらも楽しそうにしていて、私も嬉しくなりました。講師という立場にはまだ不慣れで、教室の開催日が近づくとそわそわしてしまいますが、着物を着ると身も心も引き締まります。こうしたハリのある生活ができるのも、自主事業のおかげです。
目標は、この茶道教室にご参加いただいた方が、将来的に資格を取得し、講師として活躍できるよう指導を行うことです。もうすでに、ステップアップしたときのための道具も用意しています。講師が増えることで、お茶に親しむ方が地域に広がっていくことを願っています。将来的にはお茶会の開催も視野に入れ、多様な交流が生まれるような機会を、これからより一層充実させていきたいと考えています。
この事業を構想したきっかけは、当センターでは、文化系の事業が少ないと思ったからです。私自身も中学生の頃に茶道を体験し、社会人になってから再び始め、以来ずっと学び続けてまいりました。同じように地域の子どもたちにとって、茶道に触れるきっかけになれば嬉しく思います。椅子での茶道という、誰でも参加しやすい内容になっていますので、気軽にお茶に親しんでいただけると考えています。
当センターは、会員のみなさんのアイデアを実践できる環境づくりに取り組んでおり、大変活力にあふれています。得意なことや挑戦してみたいことがある方は、さまざまな事業がございますので、ぜひその力を活かしてご活躍ください。