会員向け 「第2回刈払機による飛び石事故防止講習」を開催しました

 令和5年1月26日(木)グリーンフィールドサービス 林材業労災防止協会技能師範上野 德也氏を講師にお招きして開催しました。
本年度第2回目の「刈払機使用による飛び石事故防止講習」は、20名の会員の皆様にご参加いただきました。

【第1部】
 財団安全就業パトロール指導員永谷が、令和3年度の飛び石事故および高額賠償事故の事例について講義しました。
飛び石を起こさないために
1.正しい作業、正しい手順(ミーティング、ストレッチ、現場状況の確認、機械の始業前点検、どこに養生するか話し合う。)
2.正しい養生の徹底
3.石が飛びにくいアタッチメント(刈刃)使用を検討
以上、3点をポイントに挙げました。
【第2部】
 財団シルバー事業係長が、対物・対人の事故、刈払機の仕組み、飛び石やキックバックの発生原因について講義しました。
また飛び石事故防止のために、ブルーシートを使った手作りの養生シートを参加者で組立てて、市販の養生ネットとの使い勝手などを比較しました。
 ブルーシートは安価で手頃である、軽いので動かしやすいが、風が吹くと流されてしまうのではないか、市販の養生ネットは2重にすれば、砕けたチップを防げるのではないかなど、活発な意見交換の場となりました。
【第3部】
 上野 德也氏に「刈払機の安全な利用」についてご講義いただきました。
安全に作業するために
・服装・保護具の正しい着用、刈払機の正しい装着によって自分の身を守ること
・刈刃は刈る方向に10度傾けて前1/3刈幅は1.5mまで、なぞるように少しずつ刈ること
・刈払機の点検と清掃をきちんと行うこと
など、『当たり前のことをしっかりとやる』ことが大事であると、繰り返しご講義いただきました。